Duo A&K『カレイドスコープ』

ピアノ1台とは思えない重層的な響きと、千変万化する多彩なタッチが紡ぎ出す、色彩豊かで煌びやかな音の万華鏡。 連弾巧者が王道曲をカバーした必聴の1枚。

収録曲

セルゲイ・ラフマニノフ「ピアノ連弾のための6つの小品作品11」

  1. I:バルカローレ
  2. II:スケルツォ
  3. III:ロシアの歌
  4. IV:ワルツ
  5. V:ロマンス
  6. VI:スラヴァ01 I:小舟にて

クロード・ドビュッシー「小組曲」

  1. I:小舟にて
  2. II:行列
  3. III:メヌエット
  4. IV:バレエ
  5. フランツ・シューベルト「幻想曲」ヘ短調 作品103D.940

品番:GNRS-0031

音楽評論家 萩谷由喜子(ライナーノーツより抜粋)

「カレイドスコープ」というアルバム・タイトルそのままに、万華鏡をゆっくり回すのに伴って千変万化するカラフルで煌びやかな世界が目に浮かんでくるのに驚いた。
生田敦子、恵子姉妹による「Duo A&K」の演奏は音として聴いているだけのはずなのに、視覚にまで生き生きと訴えかけてくる。

連弾デュオは2台ピアノ・デュオに比べると、アマチュア向きのこじんまりとした音楽のように思われがちだが、ピアノ1台でこれほど多彩な表現力を発揮し振幅の大きな演奏を繰り広げるこの姉妹デュオを聴けば、それが浅薄な認識であったことに気づかされる。
それほど、彼女たちの連弾は重層的で色彩豊かである。